052761 ランダム
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ふぁんふぁんふぁ-ましぃ

+禁断の・・・+(3)

何で知り合ったばかりのカレンの事そんなに好きなの?
僕よりカレンの方が、そんなに好きなの?

「カレンは何処だあああああああああ!!」

「旦那様、私たちが奥様を探しますから!」

お父様を押さえるメイドたちの顔は真剣だった、
いくら嫌いなカレンの事も僕が叩かれると、そうしてはいられなかった。


その事を何処からか聞いていたのかカレンは悩んでいた


私ノセイデ秀サンガ・・・・・・・ドウシヨウ・・・・デモ、今出タラ
私・・・・・・私・・・・・・・嫌ワレチャウ

カレンは自分のケガをギュウっと押さえて

・・・・・・・・・バタン・・・・・・・・・・


皆、音のする方を見た


「カレン!!」

「奥様?!」

「お母様?」


寂しげにカレンはお父様の足にしがみ付いた


「やめて!秀さんは何もしてない、私が悪いの・・・・だから、いじめないで」


「カレン・・・・・?何処にいた、心配したんだぞ・・・」
「ごめんなさい、」

カレンは泣いていた
それは、昔の自分を思い出していたからだろう・・・
僕は良く分からなかったけど、そんな気がした。

「カレン、服でも買いに行くか?」
「はい。」


メイド達はキョトンとして僕を起こした

「大丈夫ですか?秀お坊ちゃま」
「痛かったでしょう・・・」


「大丈夫だよ、でもホッペが・・・・」
僕のホッペは、はれあがっていた


お父様とカレンは出かけていった・・・・僕をおいて・・・・・

僕は、お父様を疑った
カレンだけで、あんなに人格が変わるのだろうか?
自分の実の息子より、カレンの方が愛しいのか?


お父様に叩かれたホッペがズキズキ痛んだ
それと同時に涙が出た・・・・。


「うっ・・・うっ・・・・・なんで・・・・・・?」

僕は初めてお父様を疑った


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特別読み切り
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+愛されたい+


「カレン!カレン!」

嫌な声が小さく汚い家の中に響いて、
震えるカレンに聞こえて、
聞こえないフリをすると、また・・・・
嫌な声が、ドンドン近ずいて
大きな手がカレンを幼者なく叩いて
大きな足がカレンを幼者なく土の上に押し付けた

毎日、言われる事は、

「オマエ何て生まなきゃ良かった」

泣くカレンの耳元で大きな声で毎日毎日・・・・


[ヤメテ・・・・かあちゃん・・・・痛いよお」

「黙れ黙れ、そんな事良いからとっとと飯作んな!」


傷だらけの手で毎日、米をとぎ
切れた唇で火を起こし
アザができた体で毎日野菜を取った
終わりのない苦しみだった


カレンは何で、お母さんに愛されないのか分からなかった
カレンはお父様に出会うまで一度も鏡を見た事がなかったのだ

金の髪に青の瞳
絶対、日本人では有り得ない子供だった


それと、毎日言われていたのが

「オマエを見てるとアイツを思い出すよ」

カレンは余計、自分は何故愛されないのか悩んだ

毎日、母親にやられてた仕打ち
愛されない自分


悩んだあげく母親はカレンが十歳の時死んでしまったのだ

それからお父様に会った

+続へ+






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